はじめに


はじめまして、ステラ均整院の吉田涼汰と申します。



僕は昔からの悩みとしてお腹から声が出ないというのを持っていました。


というか実際には出しているつもりでも、
親や学校の先生、友達から「何ていったの?」とか「お腹から声を出して」と二度聞きされることが多かったのです。


ついでに変な敏感な感覚も幼い頃から持っていました。
鉛筆のカリカリ音や時計のチクタク音、隣の人の気配にまで過剰に反応してしまいがちで内容に集中できずテスト勉強をしても本番では失敗続き。

なんで自分ばっかり…と思いながら、
この世界には人がいない,音がない,みんなジャガイモだとかと思い込む系のこと、耳に栓するなど色々試しましたが、時間だけが経つばかりでどれも効果はありませんでした。

浪人して受かった大学も、
グループで組んだりする事が多かった日常のなか、自分の敏感さをうまく扱うことが出来ず1日休んでからは怖くなって引きこもってゲーム漬けになり、お風呂に3日入らず電気がつかない家で1日暮らすこともしばしばでした。

親に隠したり嘘をつくことも多かったです。
なんで嘘をつくのか自分でも分からないくらい考えないうちに自然に口から吐いていました。

そんな生産性もなく、嘘ばっかりつく僕に生きてる意味なんかあるのかなぁと迷惑をかけない死に方を考えたりしている矢先にRAS®︎のお誘いを受けました。

まず1回目、しぶしぶという感じでセッションを受けました。少し気持ちが楽になったかも。

2.3…と受けてみると人に目がいくことが少なくなった気がきました。

そしてふとした時、きっとまた聞こえないだろうな…と思う音量でも他の人に聞きかえされることがパッとなくなりました。
確かコーヒーをくださいとコンビニの店員さんに頼んだ時だった気がしますが、それからほぼ一切です。
RAS®︎セッションを受けた後のある瞬間の出来事でした。


その後、東京の師匠に出会ったことを皮切りに本格的に均整法を学ぶため大学を中退し高知から静岡の実家に帰り2年間勉強したあと、
今ではありがたいことにアパートの一室でサロンを持ちながら施術をさせていただくまでになりました。

RAS®︎を受けていってびっくりしたのは敏感にならなくなるわけではなく、むしろこの感覚を活かせる方向に現実が動いて生きやすくなったことです。

RAS®︎の特徴として
外側に向いた矢印を内側に戻すということと、
変えてもらうわけじゃなく自分で変わるということの2つがあります。


鏡の前に立ってアクションしたときに先に鏡のほうが笑ったり泣いたりしたら怖いと思いますが、それと同じように自分が放ったものが先でそのあと同じものが自分に返ってきます。

以前、僕の声が相手の人になぜか届かなかったのは自分の心の声にそっぽを向いた分だけ。
振り返ると小さいころのしてもらえなかった後悔,本当に伝えたかったことみたいな自分の想いは全然癒されていなかったことに気付きました。

RAS®︎を受けていくにつれて自然に嘘をつかなくなりましたが、
当時のことは自分の本音に嘘をついた分だけ、人にも嘘をついてしまったということを教えてくれていたのでした。

そんなことが腑に落ちたのがつい最近のことです。



人によってはお腹が痛い時はうずくまってお腹を押さえてしまいますし、目を瞑ってしまうと思います。

僕は幼い頃リラックスしたり勉強に集中するために貧乏ゆすりしていました。心の機微のバランスをとるためのこういう無意識の行動にも本来の身体の習性が表れます。


ライオンにいきなり「水の中で暮らして?」
逆にお魚にいきなり「陸上で暮らして?」と急に言っても難しいように人それぞれにもできること、できないことの個性があります。


身体均整法では前後型〜ねじれ型にいたるまでの人間の体型を12種類の形に分類した独自の12種体型という観察法がありますが、

頭を使い過ぎてしまう人、
緊張すると尿意が早くなる人、
ストレスを食で解決する人…

というように感情と身体を結びつけながら施術をします。


歪みを真っ直ぐに強制しようとしてもすぐ戻ってしまうことはよくありますが、
それは自分の個性の体型に戻ろうとするからです。

それぞれの体型や歪み、心の習性を知ることで全てを変える必要はないんだと分かります。



前は体だけケアしとけば良いかなと考えていましたが、
身体のお仕事を始めさせていただいてからは 
心⇄身体になりました。


実際に子宮筋腫の方や心臓病の方、余命少ない方がRAS®︎を取り入れて快方された例や、
逆に、こういう症状だから心はこう言っているかもと施術では説明させていただくこともあります。


身体の症状、歪みや今までの経験で失敗してきたことは自分の個性を教えてくれる一生涯のギフトです。

敏感な感覚なんて邪魔だ、無視しようと常に感じながら生きてきましたが、
自分が生きにくくしていたんだと、
この感覚を大事にできる生き方があることをたくさんの出来事が教えてくれていたのだと分かりました。

逆にいえば個性があるからこそ同じような痛みや悩みを持った人の心が分かるし、その分だけ寄り添えると今では確信しています。




RAS®︎は自分の声を聞いて、たくさんの分厚い服を脱いで裸の自分を取り戻すためのツールです。
ぜひご活用くださいね。